五里霧中・百合夢中

   靄の四阿

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2010/04/30(Fri) 00:54

web小説DQSS「魔王勇者」名言

 4月がもう終わるという現実に言葉を失う…。


魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」目次 [別窓]

 2回目読了。うんうん、ただただ感動するばかり。
 それで読中心打たれた言葉をメモしていたのでブログにあげてしまいたいと思います。

 抜き出した基準としては単体でも他で使い回しが出来るもの。ただ一部普遍性を持たせるために添削したものがあります。ごくごく一部。それと明らかな誤字も修正してあります。
 添削するようになったのは終盤に差し掛かってからだったので、もう一度読み返せば中盤までで目に止まるものもあるでしょうが…これは今のところ保留ですかね。

 何よりもこれらの他に作中の物語の流れの中でこれ以上に素晴らしい言葉がたくさんあって、涙なくして読むことはできず、それらもどうにか覚えておきたいと思うのですが、…それらは思い出としておくのがいいのかも?(笑) 


 文に繋がりがある場合は1行改行、別の場面の言葉は3行改行してあります。
 スレ区切りで「■」とスレ数を記入。


 では多量なのとネタバレ防止を兼ねて続き以下に。

 一番好きなものを一番下に抜き出してみました。

■1
魔王「富をため込むってのは『お金持ち』にはなれても
 『豊か』にはなれないんだ。
 お金を渡して、使ってもらう。物もお金も流れが
 よどみなく太いことが豊かなんだよ」



魔王「勇者じゃない私が、勇者になりたいなんて
 そんな夢物語で時間を浪費するつもりはないんだ。
 けれど
見たことがない物は、見てみたい」



魔王「優れた提案とは提案した時点で
 提案者の目的の一分を達せられるのだ。」



魔王「戦争を終わらせるのが軍だとすれば
 終わる着地点を模索するのが王の役目だ」



魔王「騙して手に入れたものは、一夜で失われる」



中年商人「だが、この工夫は、一目見ただけで
 その革新性が判る。革新性が判りやすいってのは
 売る時にはまたとない武器だが、
 真似して作るのも簡単だって云う弱点があるな」



■2
魔王「戦争は争いの大規模な形の一つだ」
魔王「争いというのは、摩擦だな。
 異なる二つが接触した時に生じる軋轢と反発
 作用と反作用のある部分が争いなんだ」
魔王「村に2人の子供がいて、出会う。
 あの子は僕ではない。僕はあの子ではない。
 2人は別の存在だ。別の存在が出会う。
 そこで起こることの一部分が、争いなんだ」



■3
魔王「本当の世界の広さは誰にも判らないほど広いのだ。
 それを人間は……魂ある存在は、己の常識や、知識に
 当てはめて知ったつもりになる」



■4
魔王「概念に名前――名詞をつけることによって、
 新しい価値観が発見/創造される。

  この場合発見と創造は同じ行為で、その瞬間に世界が
 拡張される。
 新しい視座を得て、今までの全ての事象は再評価されるわけだ。

  つまり、視座の数は、世界に対する係数。
 視座を多く持つほどに多くの世界を見ることが叶う。
 それが知識の、学習の意味。
 我が一族の、存在意義。

  我らは概念に名前をつける。
 新しい概念で世界を拡張する。
 概念と概念は時に出会い、融合して、生み出した我々にも
 思いつかなかったような変化を遂げることがある。

  それは、我らが手にする実り。
 世界の、果実。
 理論面においてはl=n(n-1)/2を取るのかな。



魔王「勝ち負けは問題じゃないんだ。
 ここが唯一のチャンスだから。
 問題はもはや勝ち負けではなく
 “賭けずに後悔するか、賭けてみるか”でしかないんだ」



メイド長「王になる、統治者になるというのは、
 “他人を巻き込む”以外の何だというのですかっ!?
 その程度で曲げるような夢に命を掛ける馬鹿がいますかっ!」



青年商人「常識の削られる音がしますね」
火竜公女「削る分があるうちは取り返しがつくというもの」

青年商人「ごもっとも。削って売れれば文句はありません。
 常識に元手は掛からないですからね」



青年商人「“損得勘定こそ我らが共通の言葉”
 ――その意味するところは
 “誰もが、少しでも幸福になりたい”ということ。
 他者の幸福を認めると云うことだと」



商人子弟「遠隔操縦で交渉を?
 それは時間が余っている時の手法でしょう。
 こういった場合、交渉者に裁量権を与えない限り機能はしません。」



青年商人「商人だから、魔族と取引できるのです。
 この世界は敵と味方だけですか? 白と黒だけですか?」

青年商人「誰もが異なる正義を持っているのです。
 我らは誰しもが、そうなのです。
 正義ではわかり合えない我らは、誰しもが
 “もうちょっと幸せになりたい”とささやかな願いを抱いている。
 ならばその一点で妥協し取引するのは、
 我らが役目でしょう。ちがいますか?」



軍人子弟「姫将軍、白き剣士……。我が師は云ってござった。
 “苦しい戦いで笑えれば勝利は自ずと手の中にある”と。」



■5
火竜公女「これは戦であったのでしょう?
 で、あるならば収めるべき矛というものがありましょう」

火竜公女「――天が下のすべての事には季節があり
 すべてのわざには時がある

 生まるるに時があり 死ぬるに時があり
 植えるに時があり 植えたものを抜くに時があり
 殺すに時があり いやすに時があり
 こわすに時があり 建てるに時があり
 泣くに時があり 笑うに時があり
 悲しむに時があり 踊るに時があり
 石を投げるに時があり 石を集めるに時があり
 抱くに時があり 抱くことをやめるに時があり
 捜すに時があり 失うに時があり
 保つに時があり 捨てるに時があり
 裂くに時があり 縫うに時があり
 黙るに時があり 語るに時があり
 愛するに時があり 憎むに時があり
 戦うに時があり 和らぐに時がある」



火竜公女「流される情であるのならばそうでもありましょうが
 情を武器に出来るだけの器量を持ちながら
 怯えるなどとはらしくもない」



青年商人「誤解しないで頂きたい。あなた方だけが命を
 掛けているのではない。本日わたしが持ってきた交渉の
 材料――物資、資金、情報、信用。これらすべては
 『同盟』所属の商人たちが命がけでそろえたもの
 わたしは彼らを代表して。いわば一勢力の司令官として
 この席に望んでいるのです」

青年商人「そのわたしが、出来る。と云っている。
 それはわたしのみならず『同盟』所属商人全ての
 声だと思って頂きたい。
 何を根拠に? そうお尋ねですが、
 根拠はそれです。わたしがわたしであるから。
 商人であるから、出来ると云っているのです。
 命を賭して、やる。と」



商人子弟「いや、僕はしがない役人にすぎないのですが。
 商人の家の倅ですからね。商人ってのは、特に旅回り
 なんて云うのは辛いものです。嫌われようと疎まれようと
 村から村へ、国から国へと回って物を売り買いするんですよ。
 そこには敵も味方もないんです。必要なことをやってるだけ。
 自分で決めた道を自分で歩んでいるだけですからね。

  この青年商人さんにとって、この話は
 “戦争中の隣の国だけど、実はすごい特産品があるんだ。
 そうか。そんな所へ行って交易がしてみたいな”って
 それだけのことなんですよ。
 まぁ、そのために中央大陸の農民の命を盾にとって
 戦争を止めようとするほど業情っ張りの御仁ですけどね。

  なんだかその気持ちはわかるような気がするんですよ」



魔王「わたしは“仕方ない”と云う言葉が嫌いでは、ないのだ。
 もちろんその言葉は、十分な努力もしていないものが
 己の安逸を求める言い訳に使うことが多い事も承知している。
 だが、時にその言葉は飲むに飲めない妥協へ飲み込んでも
 前へと進む言葉になってきた。
 辛く厳しい現実を受け入れてでも立ち上がる
 勇気に満ちた言葉だからだ」



魔王「何時の場合も“十分な準備”などというものは
 存在しない。現場の工夫で乗り越えられるか否かだけだ。」



東の砦将「あんな物騒な街に住んでいるから思うのかも知れませんがね。
 誰か偉い人が来て、全員から武器を取り上げれば
 そりゃ平和になるかも知れない。
 けれど、そんなものはお父やお母にゴチンとやられて
 喧嘩を止める子供のようなもんでしょう?
 そんなのは、本当に平和って云うんですかね?
 武器を持ったままでも握手を出来るから
 平和って云うんじゃないですかね」



■6
青年商人「交渉は、それが可能なら強気で行うべきです」



勇者「あいつの考える『豊か』とか『平和』ってのは
 決して争いのない楽園じゃないよ。
 ただ、争いが自らを滅ぼさず未来へ繋がるって事なんだと思う」



■8
軍人子弟「“完全”を求める者にこそ、
 それでやっと“半分”が与えられるでござるよ」



王弟元帥「勝利に酔っておのれの足下も見えなくなった時
 敗北は足下に這い寄るのだ。」



■9
火竜公女「商売の種は何処に転がっているか
 判らぬとは、本当にその通りよな」

辣腕会計「儲け話ですか?」

火竜公女「“儲かる話に化けさせる”ではないかの?」



女騎士「火は調節するのが難しいから、
 距離で加減するんだよ。火から離れれば弱火だ。」



灰青王「まずは最初に、攻撃力の集中です。
 これは戦場の広がりに対して
 攻撃力を一点の集中させると言うことでもあるし
 時間の広がりに対して、ある一瞬に攻撃力を
 集中させると言うことでもあるわけですが、
 これがなっていない」
灰青王「古来この戦力集中については、兵士の質的向上。
 つまるところ個人的な武勇の研鑽と、指揮官の采配に
 素早くしたがうことが出来るか否かという点によって
 改善されてきた歴史がある。



女魔法使い「“優れた問いは、優れた答えに勝る”」



■10
メイド姉「もう一人の師匠は云っていました。
 “弱気が兆してきたらそれ以上考えるのはやめることだ。
 確かに頭は弱くなるかも知れないが、
 大抵はそれで上手く行く”と。
 わたしのこの胸には宝物が溢れています。
 その輝きを曇らせないために、この足を止めるわけには参りません」



青年商人「“ひとは、真実であって欲しい。
 もしくは、真実であって欲しくないという理由で噂を信じる”。
 “二つの真実に、一つの嘘を混ぜよ。そうすれば、鴨は
 その餌を丸ごと飲み込む”」



メイド姉「信じた気持ちの強さが言動になるんです。
 自分の命を掛けないと他人を説得は出来ません」

器用な少年「すげぇ格好良いけれど、それってある意味
 “キチ○イだから無敵です”に聞こえるよなぁ」



生き残り傭兵「自分の居場所を定めたやつは、その自分の居場所では
 自分を曲げるなんて事は出来ないし、やっちゃいけないんだ」



■11
執事「ええ。手を汚す、もしくは手を汚さない。
 何が出来て何が出来ない。全て自覚のたまものですよ。



青年商人「未来は、全周囲的に広がっているわけですからね。
 特定の契約において将来的な契約の幅を狭めるのは
 感心できない取引手法です」



老賢者「期待をするのは、馬鹿のやる事よ」
老賢者「しかし、期待することを諦めるのは唾棄すべき所行だ」

老賢者「期待は、するな。
 しかし、与えて、勝ち取れ。」



執事「世の中には、本人は尋ねられたくないことでも
 尋ねた方が良いこともあると思うのです」

女魔法使い「……古い思い出は、時に取り出して
 空気に当てて、埃を払う必要がある。たとえ、痛くても。
 自分がどこに立っているか、思い出すために」



魔王「――優れた問いか。
 忘れていた。最初の問いは常に
 “いま問えばよいのは何か?”だ」



メイド姉「わたしにも背負える荷物があるのではないかと。
 わたしが流せる血があるのではないかと、そう思いました。
 わたし達は、自らの負債を勇者様や当主様に
 押しつけているのではないかって。
 目には見えないから、実感できないから
 罪の意識もなく罪を重ねているのではないかと」

それがあんまりにも当たり前のことのように感じてしまって。
 どんなに大事に思っているか、どんなに感謝しているかを
 伝えることも忘れて、当たり前になってしまうのが心配です。



メイド姉「チャンスがあるのならば、賭けてみたい。
 わたしはやはり、
 わたし達がそこまで馬鹿だとは思いたくないんです。
 わたし達は自由なのですから。
 縛られたままでいる幸福も、世界にはあるって知っています。
 でも、それでも飛び立ってゆく鳥を留めることが出来ないように
 わたし達は明日を探しに飛び出してゆける。
 本当は誰だって知っているはずなんです」



勇者「幸せだけなんてないんだよな。
 全てはモザイク模様で、白と黒とのコントラスト。
 白だけとか、黒だけとか、そういう手に入れ方は出来ないんだな。
 たぶん“全部もらう”か“全部要らない”かしか
 選べないセットメニューなんだよ。



女魔法使い「……人々を善導する意志が、歪み、腐り、淀む。
 善意はやがて支配へとすり替わる。
 全ての革命の行き着く先。」



メイド長「だからといって、歩みを止めるわけにはいかない。
 それは死です。全てが腐敗するとしても、だからといって
 腐敗するために生きるわけではない」



■12
軍人子弟「なぜならば、自由とは、他人のそれを守ることによってのみ
 初めて、自分の権利を主張できるのでござるから。」



青年商人「“解決できない理由ではなく解決策を考えろ”」



火竜公女「しかし、それでもあの方なら云うでありましょう。
 平和など一時の幻想だというならば云うが良い。
 幻想の平和の一年は戦乱の十年に優れる、と。
 それに、平和な一年があれば、次に十年平和にするための
 努力が出来まする」



■13
魔王「技術は人々を幸せにしてくれる。
 でも、そうして生み出された技術は多くの生産物を産みだし、
 余剰な人口を支えることを可能として、
 溢れた富はさらなる欲望を喚起した。

 だんだんと歯止めが利かなくなって、
 制御を外れていくんだ。
 良いことをするために考えた方策や技術が、
 結果として災厄を引き起こす。
 その災厄を回避するために考えた新しい技術が
 より大きな災厄を招いてしまう。」



女魔法使い「あの娘は云った。辛くても、苦しくても、それでも成し遂げる。
 自らを傷つけてでも、正しいことを為す。それが自由だと。
 もう虫でいるのは止めると、彼女が言ったから。」



女魔法使い「その気持ちは“寂しさ”」

女魔法使い「もしかしたら、それは死よりも辛い認識だけれど。
 自分が相手の役には立てないと知るのは苦しいけれど
 ……それだけなの。判って。
 それは“それだけ”なの」



軍人子弟「王弟元帥とやらは確かに軍事的才能は秀でているでござろうが、
 致命的な弱点があるでござる」

軍人子弟「それは“一人しかいない”と云うことでござるよ」



勇者「だいたい何でかあいつら何かを犠牲にすれば
 何か得られるとか本気で信じ込んでるから始末に負えない。
 それは要するに何かを犠牲にすれば、貰えて当然って云う
 さもしい乞食根性だっていい加減気が付けって……」



女騎士「思い上がってちゃだめだ。世界で一番、なんて。
 そんなもの、世界で一番ありふれているんだから」



東の砦長「憎しみで戦うなっ。恐怖も怒りも視界を濁らせて自分の
 身を危うくするぞ!」



東の砦長「――故郷だからこそ守る、と人は言う。
 だがしかし、俺は新興の木っ端族長として言わせてもらうぜ。
 “守るために力を尽くしてこそ故郷と呼べるのだ”となっ。
 さぁ、だれ恥じることのない故郷を得るために、
 この都市を本当の意味で我らの故郷とするために
 俺たち力の最善をつくせっ!! 自分自身の未来の為にっ!」



勇者「昔、爺さんが言ってた。
 良かったか悪かったか判らないなら、
 その二つは判らないという意味では一緒なんだ。
 点数がつかないという意味では、まったく一緒。
 だから“良かった”事にしておいても、問題なし」



女魔法使い「……ゆずらない。
 譲る事なんて、出来はしない。
 わたしの居場所はここにしかない。
 武器も使えない。人と交流も出来ない。
 可愛い表情も出来ない。甘えることも出来ない。
 動けば戦を引き起こす広域魔法しか使えない。
 わたしは……人を殺めすぎる。
 わたしは勇者よりもずっと兵器として特化されている。
 勇者が魔族の殲滅ではなく共存を望むのなら
 わたしはきっと勇者の隣にはいられない。
 血の代価を……これでしか払えない」

明星雲雀「ご主人じゃなくたっていいじゃないですか
 血の代価なんて、そんな言葉は何十回も聞きましたけれど
 何もご主人が流さなくたって! この世界には他に何人も
 いるじゃないですか! 何百人も、何千人も!」

女魔法使い「それじゃ」

女魔法使い「恥ずかしくて、仲間って云えない」 にこり



女騎士「これが老師から教わった策だ。まずは勝て!
 相手を負かすのはそれからでも遅くはない」



青年商人「大事なのは交戦地域、交戦地点をこちら指定すること。
 そして指定してもそうは思わせぬ事。
 わたし達が望む戦闘を行ない、
 望まないタイミング、望まない地点での戦闘は
 “相手に思いつきさえさせない”。
 タイミングと、範囲を制御する。
 商戦と何ら代わりがありません」



王弟元帥「どのような道理であろうと、
 道理を守るには相応の力が必要だ」

貴族子弟「どのような理不尽でも暴力が伴えば
 この世界においてまかり通ると聞こえますね」

王弟元帥「真実であろうさ」



メイド姉「“この世界は、両者を住まわせるに十分な広さがない”?
 世界の許可が必要なのですかっ!?
 わたし達が……。
 今! ここにいるわたし達が、今この瞬間に責を取らずして
 どこの誰にその責任を押しつけようというのですかっ。
 確かに民は愚かかもしれません。
 しかし、彼らは望むと望まざるとに関わらず、
 その責任を取るのです。
 飢え、寒さ、貧困、戦。
 ――つまるところ、望まぬ死という形で。」



メイド姉「望むのは平和。ほんの少しの譲歩。
 そしてわずかな共感と、刹那のふれ合い。
 それだけで、わたし達は立派にやっていける。
 私はそれを信じています。」



女魔法使い「最初だけが真実なんだよ。
 “もう一度だけやり直す”?
 そんなものはな、ねぇんだよっ!!
 ――惜しいのは判るよ。別れが辛いのも判る。
 でも、だからって、悔しいからって。
 “もう一回”を繰り返しちゃだめな事ってのが
 この世界の中にはあるんだよっ!!
 この胸の思いはあたしだけのものだっ。
 お前らなんかには判らない。触れさせないっ。
 うらやましいか?
 うらやましいだろう。この黄金の思いがッ。
 お前達はたとえあと一万回繰り返したって
 二度とこの思いに触れることは出来ないんだ。」



女騎士「自分が把握できる材料だけで構成された
 全てが予測できて全てが約束通りの……。
 そんな世界が居心地が良くて、
 そこから一歩も出たくないんだっ。

 そんなのは全部死んだ世界だっ。
 そんな世界には“明日”は絶対来たりしないじゃないかっ。
 どんなに自分の都合の良い楽園を
 静止させて作り上げようとした所で、
 たった一つ善きことを為しただけで砕け散るんだ。
 ううん、そんな大げさな事じゃない。
 誰かを好きになって、その人の笑顔のために
 何か一つを必死にやり遂げるだけで
 箱庭は静止の呪縛から解き放たれて崩壊するんだ。
 世界は、明日が好きなんだっ!!」



魔王「大事なのは、世界を変える力を
 誰だって持っているって云うことだ。
 もし本当に“絶対やり遂げる”と決心さえすれば
 無限の明日を持っているはずだ」



勇者「そりゃやっぱり“絶対世界を滅ぼしてやる”っていう
 そういうやつも生まれるかも知れないけれどさ」

魔王「確率論的に、それは阻まれるだろう。
 そういう世界になればよいと願っている限り
 世界はそうなるはずだ」



奏楽子弟「嬉しいと笑うし、悲しいと泣く。大事なものがあって
 避けたい不幸があって、理不尽で、必死に生きている。
 それでも……。
 世界は――綺麗だったよ」



王弟元帥「時には耐える戦もあるさ」



遠征軍士官「俺たちは裏切り者だ」

獣人武将「裏切り? 人間の考えることは小難しくて判らないな」

獣人兵「そうだぞ。力を合わせなければ、殺されていた。
 助け合ったら、戦争が終わっていただけだ」

遠征軍捕虜「俺たちは、どうすればいい?」
遠征軍士官「……処刑か? せめて捕虜達は」

副官「馬鹿を云わないでください。これ以上血を流しては
 きっと……わたしの大将だって怒りますよ。
 戦争が終わるのならば、生きて帰る努力をしてください」



人間の商人「いつまでも続く戦争なんて有るものか。
 戦争をやってたからこそ、音楽の一つも恋しくなる。
 乾けば水が欲しくなるようにさ。
 だからこういうのは切らしちゃダメなんだ。
 文化が無くっちゃ平和になんかなりゃしない。



国務大臣「それは机上の計算というものであり」
辣腕会計「計算は机上で行なうものです」



魔王「そうだぞ。気にしすぎるのはよく無い。
 料理と気配りは“適当”が一番だ」



光の精霊「最善じゃなくても良いんです。
 最善なんかじゃなくても幸せなんだって。
 失われたものは還ってこないけれど
 犯した罪は消えないけれど
 でもそれは無駄じゃなかったって。
 後悔を肯定する訳じゃないけれど
 赦すべき時が来たんだって。
 そう、教えて貰いました。
 “明日”が好きならば、歩かなきゃいけないって」



女騎士「生きてるんだ! 生きてるんだぞっ!
 それだけですごいじゃないかっ!
 ここがどこだって構うもんかっ! だって生きてるんだっ!」



魔王「一緒に行ければ、どんなことでも乗り越えられるさ。
 それに何が起きたって幸せだけは約束できる。
 丘の向こうには、きっと“明日”があるんだから」



■一番好きな言葉

女騎士「思い上がってちゃだめだ。世界で一番、なんて。
 そんなもの、世界で一番ありふれているんだから」


tag : 言葉 名言

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これもすげー好き


女騎士「世界の半分。だったな……。答えるよ。確かに魅力的なお誘いだけど半分じゃ、少なすぎる」



大主教「……少ない?」



女騎士「ああ、お断りってことさ」



大主教「貴様……」



女騎士「判らないだろうなッ!好きな人がいるって事が。大事な人を思うと云うことがっ。敬慕、忠節、至誠、そして誓約。騎士の持つ全てがお前には理解できないだろうっ?そして、何よりもこの胸に咲く思いがっ。勇者といると暖かいんだ。まるで春の芝生の昼寝みたいに。雪の日の暖炉の前のうたた寝みたいに。勇者と話すと楽しいんだ。年越し祭りの朝目覚めた子供みたいに。友達と駆け出す草原のようにっ。勇者に微笑まれると嬉しいんだ。この世界で何よりも大事なものに触れたみたいにッ」



大主教「なっ!?」



女騎士「わたしは“世界の全て”を持っているっ!!勇者を思っているから。あいつに微笑んでもらったから。あいつを思い出すだけで。勇者の拗ねた子供みたいな笑顔を思い出すだけで勇者の癖っ毛の黒髪を思い出すだけでっ。この胸には風が吹くんだ。魂の内側に“世界の全て”を感じるんだっ。勇者を思うだけで、わたしは“世界の全て”を簡単に手に入れられる。騎士としたって、1人の女としてだって。そんなわたしに、たった“半分”で褒美を語るなんてお前みたいに貧しい大魔王は願い下げだっ!!」



大主教「……っ!」



女騎士「わたしがこの思いを失わない限り。“世界の全て”がわたしの味方。滅びろ、化物ッ!!」

ここはもうクライマックスといった感じでぐぐっとこみ上げるものがありますよね~。
まあこの記事に載せているのは、自己啓発語のような役に立ちそうなものを選んだので、この女騎士の言葉も名言には違いありませんが載せませんでした。
…はっ、タイトルに偽りあり…?(汗
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